有機栽培へのこだわり

知覧茶について

知覧茶の起源は、平家の落人が北部山間地の手蓑で茶栽培を始めたという古い言い伝えがあります。温暖で日照条件に恵まれ、ミネラル豊富な桜島の火山灰を含んだ肥沃な土壌が、茶の一大産地を育んでいます。あまり知られていませんが、鹿児島県のお茶面積・生産量は、静岡県に次いで日本第2位なんです。

お茶の種類

お茶の種類はバラエティに富みたくさんありますが、すべては同じツバキ科の茶の木です。
製茶法の基本は、緑茶(不発酵茶)とウーロン茶(半発酵茶)と紅茶(発酵茶)三種に大別します。

緑茶、烏龍茶、紅茶の発酵度の違い

緑茶(不発酵茶)は、茶葉を加熱して茶葉緑素の酸化を止めます。
加熱方法は、蒸気で蒸す方法と直火を利用した釜炒り法があり、茶葉の緑色が良く保たれています。
緑茶には加工法の違いにより、煎茶、玉露・かぶせ茶、棒茶、粉茶、番茶などがあります。

紅茶およびウーロン茶は、茶葉を発酵させてつくります。
緑色の茶葉も発酵により赤褐色となり、全発酵は紅茶に、半発酵は文字通り半分発酵の意味でウーロン茶になります。

緑茶の種類(分類)

  • 煎茶

    日本で最も一般的なお茶で、流通量の85%をしめます。茶葉は細くのびていて、上級品ほどうまみや香りが良くなります。

  • 玉露・かぶせ茶

    よしず棚などで茶園を覆い、直射日光を避けてうまみを増し、苦みを押さえて育てた高級茶です。アミノ酸が多く、豊かな味わいです。

  • 棒茶

    煎茶や玉露などの茶葉を選別する時に出てくる茶の茎を集めたものが棒茶です。一般に白っぽい外観で、さっぱりとした味です。

  • 粉茶

    お茶の加工で、擦れたり、砕けたりしたものが粉茶です。価格の割にはおいしく、寿司屋さんで出てくる「あがり」はほとんどこの粉茶です。

  • 番茶

    夏秋摘みの比較的大きく固めの葉を主な原料とした茶で、渋味成分のカテキンが豊富です。煎茶を選別する際の大きめの葉も番茶になります。

  • ほうじ茶

    番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したもので、水色は褐色の強いものとなります。さっぱりとしていて、食後の茶に好まれています。

  • 玄米茶

    番茶や煎茶に高圧で煎った米(花と呼ばれる)を加えたもので、香ばしい玄米の香りが豊かなお茶です。一般的に茶碗に花は出しません。

  • 抹茶(てん茶)

    日光を避けて育て、蒸したのち乾燥させ葉脈を取り除き石うすで挽いて、非常に細かな粉末にしたもので、主に茶道で使われます。

  • 蒸し玉製緑茶(ぐり茶)

    茶葉が丸い形で、さっぱりとします。主に熊本県において生産されていて、静岡県の東部地方で「ぐり茶」と呼ばれています。

  • 釜炒り製玉緑茶

    鉄製の釜で茶葉を炒って仕上げたもので、丸いかたち。炒った香りが特徴です。主に佐賀県の嬉野地方で製造されています。

  • 深蒸し茶(煎茶)

    長時間蒸して渋味を押さえたマイルドな味な味が特徴です。普通の煎茶よりも粉が多く、水色は粉が浮くために鮮やかな緑色になります。

  • 水出し茶

    水でもよく出るお茶の総称です。深蒸し茶や煎茶を細かく刻むことで、茶の成分が水に溶け出しやすくなっています。お湯でも飲めます。

  • 手揉み茶

    手摘みの品質の優れた茶葉を使用することと、葉の一本一本が確実により込まれるため、針のような外観で、たいへんおいしいお茶です。

  • 粉末茶

    煎茶を破砕して粉末にしたものや、生葉から直接作り出すものがあります。お湯にすべて溶けるため緑茶の保健成分を残らず摂取できます。

一番茶とニ番茶の違いは?

日本では経営栽培において、年間最大で4回位まで同じ樹から収穫することができます。
収穫された時期によって、春先から
一番茶、二番茶、三番茶、四・秋冬(しゅうとう)番茶があります。
一般的に一番茶が最も品質が良いとされ、収穫時期が遅くなる毎に価格は安くなります。

■収穫時期による分類(全国の標準的な区分)
1.一番茶 3月25日~5月31日
2.二番茶 6月1日~7月31日
3.三番茶 8月1日~9月10日
4.四・秋冬番茶 9月上旬~10月中旬

お茶と健康

緑茶の葉の中には栄養分として炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。その他の成分として、カテキン類、遊離アミノ酸、カフェイン、葉緑素やアントシアン系の植物色素、アルコール類やテルペン類などの香気成分があります。

■特徴的なお茶成分の機能・効能

●カテキン類
抗酸化、抗突然変異、抗癌、血中コレステロール低下、血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、血小板凝集抑制、抗菌、抗ウイルス、虫歯予防、抗腫瘍、抗アレルギー、腸内フローラ改善、消臭

●カフェイン
中枢神経興奮、睡眠防止、強心、利尿、抗喘息、代謝亢進(サーモジェニック効果)

●テアニン
精神リラックス、抗癌剤の作用増強、アルツハイマー病予防

●γアミノ酪酸
血圧上昇抑制、抑制性神経伝達

おいしいお茶の淹れ方

70度前後のお湯で、甘味と渋みをバランスよく引き出す上級煎茶のおいしい淹れ方は、
急須や茶碗は小振りのものを用意し、1人分2~3gの茶葉、70度前後のお湯、
浸出時間は1~2分が目安です。ポイントは、茶碗をあたためておくこと、
味が均等になるように少しずつ注ぎ分けること、そして最後の一滴まで絞りきることです。

1.お湯を人数分湯のみに注ぐ。 2.急須に茶葉を入れる。 3.お湯をゆっくり急須に注ぐ。 4.茶の葉がわずかに開き始めてから、均等に注ぎ分ける。

お茶の保存方法

・常温でのよい保存方法

お茶の品質劣化は、温度、湿度、酸素、光が関係します。
まず、酸素による劣化(酸化)を防ぐために気密性の高い容器(茶缶など)を使用します。
容器はガスコンロや暖房器具から遠ざけ、涼しいところに置きましょう。
吸湿材を入れておくこともおすすめします。
半透明のキャップが付いている缶は上下を逆さまにして、少しでも光を当てないようにする工夫も必要です。